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科学史 (5) 近世ニュートンの科学

トップページ ヨーロッパで科学の学会が設立され、科学技術の伝達機会を増した。 物理学ではガリレオやケプラーが観測した運動を数式化することが進められた。 光や波に関する研究もこの頃始まり、光は波なのか粒子なのかという論争が巻き起こる。 17世紀後半ではニュートンの提案した力学の概念が科学界を席巻した。 数学ではライプニッツと共に微分積分学の基礎を切り開いた。 また初の蒸気機関がイギリスで産まれ、産業 […]

科学史 (4) 中世ルネッサンスの科学

トップページ グーテンベルクの活版印刷技術によってギリシャやアラビアの科学書が大量複製され、 ヨーロッパの科学復興が促された。 しかしコペルニクスの地動説を発端とした宗教との対立が勃発する。 渦中に巻き込まれることになるガリレオはアリストテレスなどの古代の偉人の発言を鵜呑みにせずに、 実験・観測をもとに法則を見出すという実験科学を推し進めていった。 数学では扱いにくいローマ数字からアラビア数字への […]

ふるさと納税:奥出雲町 井上醤油店

奥出雲町は島根県の山間部の町です。 奥出雲の地で昔ながらの醸造を行っているのが井上醤油。 醤油は色々なメーカーのものを試していますが、井上醤油はシンプルに美味しくお気に入りです。 地場の有機農産物を木樽で長期熟成で頑張っている蔵元は全国にいくつかあるとは思いますが、 醤油の風味は結構地域差あるので、自分の好みにヒットするのはなかなかないのです。 720mlが3本と味噌が2パック来ました。 和食が捗 […]

三体ⅠⅡⅢ 感想(2) 三体Ⅱ (黒暗森林)

三体Ⅱ上(黒暗森林) タイトルの黒暗森林とは何かというのが三体Ⅱのテーマとなる。 三体星人との戦争なのだけど、実態は人類同士の頭脳戦の様相を呈する。 滅亡の危機に瀕しても一致団結できない人類の愚かさをこれでもかと表現してくる。 スケールが大きいんだが小さいんだか。水滴には度肝を抜かれました。 三体Ⅱでの主人公は羅輯(ルオジー)。 彼にスポットを当てながら読んでいくのがおそらくいい。 そして人工冬眠 […]

科学史 (3) 中世 アラビアの科学

トップページ ギリシャのアカデメイアなどの学園が閉鎖され、 この頃の科学の中心は中東アラビアに移っていった。 ヨーロッパの科学は12世紀頃のペスト流行が収まり、 ルネッサンスと呼ばれる時期に至るまで衰退していった。 錬金術が隆盛となり、薬品の発見や実験器具の発展が起こった。 黒色火薬の発明 硝酸カリウム、硫黄、木炭を混ぜたもの。 中国では7世紀ごろに知られていた。 火薬として使われたのは11世紀ご […]

三体ⅠⅡⅢ 感想(1) 三体Ⅰ

三体ⅠⅡⅢと5巻を読破した。 そもそも三体を手にとった理由は、 中国人がアジア人初のSFのすごい賞を取ったという触れ込みがあったから。 しかもⅡが出たのを契機にしてⅠとⅡの計3巻をまとめ買いした。 かなり面白く引き込まれる内容だったのでⅢが楽しみだったのだが、 期待以上の収束であったので感想を書いていきたい。 なおⅠから順に書いていくが、 Ⅲまで読了済みを前提にするのでご容赦いただきたい。 三体Ⅰ […]

科学史 (2) 古代 ギリシャの科学

トップページ 万物を組織だって考えようとする科学の思想が生まれた。 万物は何から成っているか、その根源を説明するために、 自然を観測して一般的原則を導き出そうとした。 共同で学問を研究するための機関が生まれた。 セメント、ローマンコンクリート 古代ローマでは火山灰が混ざったセメントが強度を増し、水中でも硬化することに気づいた。 現代のコンクリートは大気中で酸化されることで百年程度で強度が落ちるが、 […]

科学史 (1) 先史時代 ギリシャ科学以前の時代

トップページ ギリシャ科学が生まれる前は万物の仕組みについて体系づけられた思想というものはなかった。 専ら当時の社会を生き抜くための技術が継承されて発展していった。 洪水や灌漑が必要となった地域では、安定した組織社会を統治するための国家が生まれた。 そこでは生命線である農業を淀みなく行うための暦学、建築や農作物を管理するための数学が育った。 土器、石灰・漆喰:1万数千年前 粘土を焼くと焼成されて水 […]