新婚旅行 ヨーロッパ周遊 11日目 (11/15) ローテンブルク~パリ

11日目しおり

ドイツの片田舎であるローテンブルクからフランスの首都であるパリまでの大移動です。

起床して朝食 (6:00)

昨日は9時とかかなり早めに寝て体力回復を願った。
起きてみたら、まぁ昨日よりはましで頭痛もなく移動はできそうだ。
ただ、だるいのは事実だったが。
ホテルの朝食は時間的にもメニュー的にも厳しいだろうとして
昨日の買い出しで残しておいたものを食べる。

モッツァレラチーズとヨーグルト。シンプルな乳製品だが涙が出るほどうまい。
しかも合わせて3ユーロしないですよ、これ。さすがヨーロッパ。

さらばホテルアイゼンフート。
チェックアウトしようとしたら、あなた2日目の朝食食べてないわねと言われて
朝食分割引いてもらえた。サンクス。

朝の市庁舎前は人通りも数人で路面は濡れていた。

旧市街内のパン屋にて (7:10)

パン屋は早朝から開いてるんだな。ありがたい。
昼食はまともに食べられないからここで調達しておこう。

まぁ、ここで頼むならドイツパンと雪玉菓子で決まりでしょ。

鍵がかかっています。昨日登っておくのでした。

ローテンブルク・オプ・デア・タウバー駅 (7:50)

ユーレイルパス5日分の最終日。2人で11万円ほどですが、十分元は取れたと感じます。
パリまではケルンとブリュッセルで降ります。
例えるなら奥多摩から大阪難波まで行くのに名古屋でひつまぶし、京都で京都タワー登るみたいなノリの距離感とプチ観光です。
結構ハードで、純粋にパリへの最短時間ならストラスブール経由でTGVなのですが、
来た道戻るの嫌でしょw。

ローテンブルク・オプ・デア・タウバーからは、まずは行き止まりのシュタイナッハまで。
そこからローカル線でヴェルツブルクまで。
そこからは幹線で高速鉄道で一気にケルンまで行きます。

シュタイナッハ駅からパシャリ。

ヴェルツブルク駅 (9:32)

覚悟してたけどやっぱりドイツの列車は遅れるね。
しかも激混みだし。
2等車両にギリギリ空きを見つけたので座る。
ユーレイルパスの基本料金で乗車できるところで予約料を払うわけにはいかなかったとはいえ焦った。

フランクフルト・アム・マイン中央駅。ここは空港アクセスが良い駅だけど鉄道がこれじゃ魅力半減だよ。

ケルンはライン川を挟んで両側にターミナルがある。国際列車でも片側しか停車しないこともある。
ケルンメッセ駅は東側の主要駅。
ここから対岸へ渡る短距離列車に乗る。

ケルン大聖堂 (13:10)

西側の主要駅であるケルン中央駅に到着。駅を出て目の前に100mを超す巨塔がそびえ立ちます。
実は駅から15分ってことはなくて本当に駅から徒歩5分なのです。
対岸からも目立ってましたが、目前にするとデカい。

入場は無料だがスーツケースは持ち込み禁止なので1人ずつ荷物を預けあって鑑賞することにする。

天井には美しいステンドグラスがいくつも並びます。
文字が読めない人へもキリスト教の教えを説くために創られるもので、ゴシック建築の特徴でもある。

中は天井も高いが広さもある。
いったい何人収容できるのかと感慨にふける。
ドイツの列車が遅れたので滞在時間短いので5分ほどで退散しました。

ケルン中央駅 (13:42)

お次は、お隣のベルギーの首都:ブリュッセル行きの列車に乗り込みます。
多少空席はあったものの、この列車も結構混雑していました。

ドイツパンと糖分多めのジュースをかきこんでカロリー補給しておく。

この辺はもうベルギー内なのではなかろうか。

ブリュッセルの主要駅はブリュッセル-Midi=南駅です。駅に近づくと多数の線路が集積してきます。

首都だけあって駅舎はかなり立派です。

駅前の通り。ちょっと雨降った後です。

てくてくとスーツケースを引きながらダウンタウンを歩いていきます。
目的地まで徒歩15分ぐらいかな。

着きました。
ブリュッセルから徒歩圏内にあるベルギービールの醸造所です。

カンティヨン醸造所 (16:00)

1人7ユーロのセルフ工場見学です。
日本語のパンフレットもらえました。
この料金には見学後の試飲も含まれます。

ドイツのビールが正統派ならベルギーは色物です。
その中でもカンティヨン醸造所は昔ながらのランビック製法で作られるビール。
この製法のビールはもうベルギーにしか残っていない。

麦汁を作るための大釜と撹拌する機構は年月を感じさせます。

この平たい銅器で蔵内の天然酵母を付着させます。

木樽で3年ほど発酵させます。
ワインのような製法で作られるこのビールには酸味と麦の力強さを併せ持ちます。

瓶詰めでは酵母が生きたまま封入され、瓶内二次発酵が行われます。

待ちに待った試飲タイム。少量だが3種をいただけます。これは熟成されたランビック。酸味がきついです。

こちらはチェリーとフランボワーズのランビック。
チェリーは日本で飲んだことあるあの味だと感動しました。
フランボワーズは初感覚だが、これはいいものだと感じました。
しかし日本じゃまず手に入らないんだな。

ブリュッセル駅 (17:30)

ブリュッセルで途中下車したかいは十分あったと手応えを感じながら駅へ向かう。

寿司が売ってた。16.5ユーロって書いてある。サーモンとカリフォルニアロールかな。
妥当なお値段でしょう。

ハーゲンダッツがありました。もちろん買うのはアイスではなく……

ベルギーといったらワッフルでしょう。
小サイズにしたが意外とデカかった。
アメリカだけでなくヨーロッパも日本人からしたらスーパーサイズだよ。

駅の電光掲示板見ていたのだが、我々の予定の列車がない。
調べると列車自体がキャンセルになったようだ。
なんじゃそれ。よくわからなかったので窓口で問い合わせてみる。

前に並んでたダンディはパスポート失くしちゃったよ。なんとかならないと言っていた。それはどうにもならないだろう。
我々はユーレイルパスとタリスの予約のQRコードを提示すると無事後続のタリスに変更できました。よかった。

タリス (ブリュッセル→パリ) (18:43)

タリスは真っ赤な貴婦人のような列車。

エレガントなフランスの気風を感じます。ドイツとは違うのだよ、ドイツとは。

ウェルカムドリンクとおつまみもらえた。ワインも頼めるよう。

ワイは体調戻ってないから流石にコーラにしとく。

相当疲れてるので車内は綺麗だったけどあんまり見ていない。
でもあと1時間ほど座っているだけなので。

お茶も出るようだ。これはオーガニック緑茶ですね。

いつの間にか着いてた。
速度も300km/h近く出てたしほとんど揺れなかったや。
やっぱりドイツとは違うな。

パリ北駅 (20:05)

パリのメトロはSuicaみたいなのが最近できたみたいだが、
めんどくさいのと脳が回っていないから1回券でやり過ごすことにする。

シャトレ駅で降りたのだが、地上に出る道がわからず数分さまよっていた。
誘導悪すぎなのでは。これって私の感想ですかね?

グランドホテル Dechampaigne (21:00)

ホテルに到着。パリはここで2泊です。
このホテルにした理由はルーブル美術館に近いから。以上。
完全に立地ベースです。ありがとうございました。
これまでのホテルと比べると値段の割には狭いなと。
設備はそこそこだけど床のスペースがほとんどなく、スーツケースを広げるのもやっと。
やはりパリの街中はお高いですな。

夕食 (21:30)

ホテルの近くの地元の店へin。
ワイン頼んじゃった。
体調悪いのにちょっと無理してますね。

ポテトとキノコの前菜。香りがいいんだよ。やはり本場のフランス料理って感じ。

タルタルステーキ。生々しい肉。

赤魚のムニエル。がっつり量多し。

11日目まとめ

ここまで来たら予算なんて気にせずにやりたいことできるだけやるだけ。

このあたりで頭痛いのは回復したんだが、今度は喉が痛いなぁとなってもがき苦しむのでした。