13日目は長くなったので2つに分けます
13日目しおり
ヴェルサイユ行く前に色々計画してたけど、しんどいので全部キャンセル。
ただし生地屋だけは寄っていくことにする。
ホテルの部屋にて朝食 (7:00)
加工肉が辛くなってきた。というより飽きたんだと思う。
Tyrrellsのベジタブルチップスも美味いんだろうがよくわからん。
そば茶は今回電気ポットがあるホテルを多く回るということで日本からティーバッグを持ってきてた。
スイスでも飲んだけど、日本のワビサビが感じられてよい。
ただしハイグレードなホテルでも電気ポットがないことあるから注意な。
このLa Fermièreのヨーグルトは最高だったな。
パリ北 Tissus Reina SA (11:00)
ホテルから北に3kmほどの18区にある生地店でお買い物。
界隈はそこまで危険な雰囲気はないが、庶民的な店が多い。
お宝はゲットできたのでヨシ!
Paris Montparnasse (12:30)
当初はヴェルサイユまでバスでのルートを予定していたが、
生地店からの接続を調べると国鉄ルートの方が良さげということで
メトロでParis Montparnasse駅へ。
壁面にはパリのファッション史?みたいな年表があった。
Paris Montparnasse (13:30)
ストか何かか次の列車が1時間近く先になって駅構内で大勢が滞留していたので焦る。
一応掲示の時刻では出発するようで一安心。
Versailles-Chantiers駅 (14:20)
ヴェルサイユの鉄道駅は2つあるが、国鉄側の駅は宮殿に行くには300mほど遠い。
JR奈良と近鉄奈良ほどは離れていないがちょっと歩くのだ。
定刻で着いた。
かなりシンプルな駅舎。
駅前は商店もなくさっぱりとしてますな。
ホテルに向かって歩いていきます。
ル・グラン・コントロールとは
ベルサイユ宮殿の敷地内の歴史的建造物を改装して作られた全室様式の異なるスイートとなっている高級ホテル。
コロナ禍でオープンが遅れたようですが2021年には開業していたようです。
まさにベルサイユ宮殿に泊まるを実現できる本旅の目玉。
新婚旅行が決まってからここに泊まることを目標に日程決めていきました。
予約後には日本では出発前に10往復ぐらい英語メール交わしました。
これはどうする?とかこんな体験もできるが何がしたい?みたいなことをいちいち聞いてきます。
夕食のワインとか明日空港が早いのでベンツ手配してくれとか頼んだ。
DeepLearning翻訳くんありがとう。
ちなみに食事なしで繁忙日じゃなくて最安の部屋だと1泊1900ユーロでいけたかな。
我々は少し上の部屋+少し値段の高い日+夕食で300ユーロに円安の為替レートで
3500ユーロは52万円となった。
これは気軽に泊まれる金額じゃねえ。
ホテル Le Grand Contrôle着 (14:50)
15:00チェックインでしたが、ちょうどいい時間に着いた。
信号渡ってこの建物がホテルなんだろうが、
入口はどこかなとスーツケースとザック持って2人で歩いていたら
前からWelcomeとお迎えが来て荷物全部運んでくれました。
確かに15:00チェックイン予定とは伝えていたが、
まだ建物の前だというのにどんだけVIP待遇だ。
チェックインして部屋に案内されるわけだが、規格化された建物ではないため
通路が入り組んでいて部屋の構成がどうなっているのか分かりづらい。
扉の鍵を開けるのも難しくてスタッフ呼びに行こうとしたら迷子になったりw
ROOM:オランジェリー
部屋開けてもらったら、想像通りの可愛らしいテイストの部屋。
そして後で見に行くことになる小トリアノンの雰囲気を感じさせるなと。
で、なにより広ってなった。
左の奥の通路20m近くあるだろうと。
ダニエリのときも凄いなと思ったけど、ここはさらに格が違う。
調度品がいちいち年代物です。聖書?らしき小物もあります。
カプセル式のコーヒーマシンと電子ケトルでいつでもティータイムができます。
食器もおしゃれでティーバッグも高級品だ。
冷蔵庫の中は無料で飲み放題らしい。
コーラやミネラルウォーターもあるけど、BIOの見たこともないドリンクが並ぶ。
明治屋とかで売ってそうだがパッと見、高そうである。
オーガニックのドライフルーツやチョコ、有機野菜チップスとかヒマラヤ岩塩使用ポップコーンとかそんな感じのが入ってた。
このあとマリー・アントワネットのティータイムなのですが、
その前にウェルカムドリンクとして1本飲んでみることにした。
天才ティー?和のテイストが漂うドリンクに惹かれた。
日本の有機栽培の緑茶に果汁などを合わせたドリンクのようだ。
駅から歩いてきた疲れが吹っ飛びます。
そういえばこの客室専用のバルコニー的なのもあったんだけど、写真撮るの忘れた。
このシャンデリアに白基調で花をあしらったデザイン、トリアノン的でいいですね。
羽根ペンでメモを取ることもできます。
こんなに充実している道具箱なんて見たことないですよ。
USBケーブルまであるし。
そういやクローゼットに傘もあったな。
手ぶらで来ても生活できるんじゃ……。
タブレットとスマホ。これでバトラー呼んだり各種注文が出せるらしいです。
朝食のオーダーにしか使ってないですが。
ここはバスルーム。
浴室はなくシャワーでした。
これはトイレの操作スイッチ。ここに来て初めての温水便座だぞ。ダニエリでもなかったのに。
しかも日本製じゃない。トイレだけで感動できるってどんだけ。
トイレが4畳ぐらいあって全然落ち着かない。
はー。何から何まで凄いわ。午後ティ行ってこよ。
マリー・アントワネットのアフタヌーンティー (15:00)
基本料金内に入っているアフタヌーンティー。
フロントの横の大部屋でいただけます。
あっ、ここのスタッフは全員当時の貴族衣装のコスプレで給餌してくれます。
つまりゲストは王様に招かれた貴族という立ち位置なのです。
我々は田舎者すぎるのでキョロキョロしちゃう。
他のゲストたちは何回も来ていたり複数泊みたいな余裕がある雰囲気だった。
食器が運ばれてきました。部屋にあったティーカップと同じようなデザインだ。
ナプキンも普通のじゃないですね。
そしてカトラリーは当然の銀食器です。
ハーブティーとお菓子が運ばれてきました。
このお菓子は外見もかなり凝ったものですが、中も色々入っていて相当手間暇かけられたものだなと感じられました。
館内探索
階段の先には王様と王妃様の肖像画が並んでいました。
なおこのホテル内にはプールやジム、スパ、バーなどもあるみたいだけど最初の予想通り楽しむ時間的余裕がなかったのでパスした。
やはりこのホテルを満喫するには2泊ぐらいしたいね。
老後まで続いていたらまた訪れるのもいいかも。
この後、庭園、トリアノン、宮殿の観光に行くのですが、それは観光編で書きます。
夕食 (20:30)
観光から帰ってきたら少し休んですぐに夕食です。
明るい時間帯に訪れれば美しい装飾が見られたのでしょうが、ほぼ真っ暗です。
ワインの事前注文はいくつかあったのだが、Google検索を駆使しながら貴腐ワインのボトルらしきものを注文。
理由は飲んでみたかったらで、2本頼む気力というか飲みきれないだろうということでこれだけにした。
貴腐ワインは糖度が高いデザートワインのようなテイストなので他のも欲しくなるのですが、
どんどん飲んでいたいと感じさせる美味しさはありました。
あとシャンパンも1杯あったので、まだ体調悪い中、これ以上のアルコールは……
となって追加のドリンクはなしで水でいいやとなった。
あ、あんまり書いてなかったけどヨーロッパの店は水も有料なんで。
このディナーは昔の宮中晩餐会を模したものなのです。
当時に電気はありませんのでろうそくの明かりだけで食事します。
テーブルあたり3本ぐらいのろうそく立てた燭台があるのですが、それでも暗い。
デジカメ撮影はノイズで厳しかったが、iPhone12は何もせずとも明るい写真が撮れた。
(もちフラッシュとかないよ)
パンはずっしりと重ためのテイストです。
これはフォアグラか何かだったような、忘れた。
大理石の上にバラを形どったバターが素敵すぎます。
もう一方は唐辛子バターとのこと。そういうのもあるんだ。
とろけるキャビアに野菜盛り合わせ、右の肉は兎かジビエ系だったような。
これは白身魚とほうれん草ですね。
夜は更けていく。我々以外にも数組いて
演出の都合上給仕が同一進行です。
この写真が実際の明るさに近いイメージです。
隣のテーブルがほとんど見えない。
デザートは量が多いのと甘みがキツくて全部食べられなかった。
バラの花びらのやつはドライアイスを台座にしていて凝っていた。
花を型どった和菓子っぽい雰囲気のやつが美味しかった。
料理は美味しいが、特上クラスかというとそこまででもないかも。
ただ食器や雰囲気がプライスレスという感じ。
と思ったけどよくよく考えるとディナー追加にかかる料金が無茶苦茶安かったのでお得だわ。
そしてこの後、食いすぎてつらい、でも朝食の注文出さないと、
早く寝ないと明日早いのに、まだ喉痛いわゲホゲホと、もうこの旅も終わりか……
など色々な想いを巡らせつつ寝た。
これだから1泊じゃこの部屋堪能できないよなというのはこういうところ。
またいつかここに来ることはあるんだろうか。