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科学史 (7) 近代:19世紀前半の数学 ガウス・コーシー・ガロア

トップページ 19世紀前半の数学ではコーシーらの功績によって複素数に関する理解が深まった。 行列や実数の諸性質も明らかにされていった。 5次方程式の非可解性や非ユークリッド幾何学の無矛盾性など 古来からの命題が否定的に解決されたことから数学の万能性に暗雲が立ち込めてきた。 アドリアン=マリ・ルジャンドル 素数定理の予想 \(x以下の素数の個数: \pi(x)は,\) \(\pi(x) \sim \ […]

科学史 (6) 近世産業革命、オイラー、解析力学

トップページ ニュートンの運動方程式は座標変換に弱いという弱点があったため、 座標に依らない一般的な法則を導き出そうとする動きが解析力学を生んだ。 それらを数学的な裏付けを持って進めたのが天才オイラーである。 ラヴォアジエは錬金術から明確に化学へと踏み出した科学者だ。 化学反応を伴う実験によって多くの元素の性質を見出した。 電気に関しては原始的な機器を使って静電気の性質が徐々に調べられていた。 科 […]

三体ⅠⅡⅢ 感想(3) 三体Ⅲ上 (死神永生)

三体Ⅲ上(死神永生) プロローグ コンスタンティヌスの寓話は諸行無常さと、 高次元からの干渉は魔法のように見えることを示唆している。 伏線ではあるのだけど、冒頭でいきなり出てくると面食らう。 そして楊冬が登場する。三体Ⅰで物理学に絶望して絶命したあの楊冬である。 部下はスーパーコンピューターのシミュレーションで、 地球のような惑星の環境は生物によって大きく変えうるが、 宇宙相手では生物の影響は無い […]