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三体

三体ⅠⅡⅢ 感想(4) 三体Ⅲ下 (死神永生)

三体Ⅲ下(死神永生) おとぎ話の解読 程心の会談の内容から嘘が発見される。 雲天明は幼馴染で程心が作ったおとぎ話を語ったと言ったが、 大学まで知り合いでなかったと。 もうやめて、そのぼっち設定いじるの。雲天明のライフはゼロよ。 おとぎ話であるが、よくできている。それだけで薄い本が描けそうなぐらい萌え要素がある。 ホーアルシンゲンモスキンという呪文のような地名に惹かれる。 絵師に封じ込められてしまう […]

三体ⅠⅡⅢ 感想(3) 三体Ⅲ上 (死神永生)

三体Ⅲ上(死神永生) プロローグ コンスタンティヌスの寓話は諸行無常さと、 高次元からの干渉は魔法のように見えることを示唆している。 伏線ではあるのだけど、冒頭でいきなり出てくると面食らう。 そして楊冬が登場する。三体Ⅰで物理学に絶望して絶命したあの楊冬である。 部下はスーパーコンピューターのシミュレーションで、 地球のような惑星の環境は生物によって大きく変えうるが、 宇宙相手では生物の影響は無い […]

三体ⅠⅡⅢ 感想(2) 三体Ⅱ (黒暗森林)

三体Ⅱ上(黒暗森林) タイトルの黒暗森林とは何かというのが三体Ⅱのテーマとなる。 三体星人との戦争なのだけど、実態は人類同士の頭脳戦の様相を呈する。 滅亡の危機に瀕しても一致団結できない人類の愚かさをこれでもかと表現してくる。 スケールが大きいんだが小さいんだか。水滴には度肝を抜かれました。 三体Ⅱでの主人公は羅輯(ルオジー)。 彼にスポットを当てながら読んでいくのがおそらくいい。 そして人工冬眠 […]

三体ⅠⅡⅢ 感想(1) 三体Ⅰ

三体ⅠⅡⅢと5巻を読破した。 そもそも三体を手にとった理由は、 中国人がアジア人初のSFのすごい賞を取ったという触れ込みがあったから。 しかもⅡが出たのを契機にしてⅠとⅡの計3巻をまとめ買いした。 かなり面白く引き込まれる内容だったのでⅢが楽しみだったのだが、 期待以上の収束であったので感想を書いていきたい。 なおⅠから順に書いていくが、 Ⅲまで読了済みを前提にするのでご容赦いただきたい。 三体Ⅰ […]