北極海の氷が溶けても海面は上昇しないというアホ理論

「北極海の氷が溶けても海面は上昇しない」
みたいな論調を語るバカはなぜいるのかと、
なぜこのことを語る輩が愚かなのかについて論じる。

ぶっちゃけこの論法を使うのは典型的な反温暖化対策勢力アンチ科学技術派の連中、
そして人類の過ちを認めようとしない哀れな子供だ。
この人類の頭脳退化の現状には天国のアルキメデスさん
(浮力で有名なアルキメデスの原理を発見した)も嘆いておられる。

この論法が語られる文脈において、
「閉鎖系における氷の融解で水面がどうなるか」といった物理現象はさほど問題でない。
重要なのは「北極海の氷が溶けたってよ。地球はヤバいのか?」ということだということは小学生でも理解できよう。
「北極海の氷が溶けても海面は上昇しない」という考えがいかに愚かなことなのかを類似の例をあげて説明しよう。

北極海の氷が溶けても海面は上昇しない理論の例

  • CPUクーラーがなくても計算速度は変わらない
    • CPUクーラーは計算しないから必要ない
  • 猛暑日でランニング(砂漠を横断)するときに、渡される水筒の水量と体調には関係がない
    • 水筒に水を入れても体温が下がるわけでもないし
  • ある男が財布に大金を入れて現金で豪遊している。この男の銀行口座の残高と羽振りの良さは関係がない
    • 男が金を払っているのは財布の現金からだから羽振りの良さは財布の残高に左右されるのであって銀行口座は関係ない

さてこの3例のトンチキな言い訳を見れば、いずれも愚かな間違いであることはすぐにわかるだろう。
確かにCPUクーラーは計算しないよ。
しかし計算をするCPUの冷却を担うパーツであり、
CPUクーラーがないと計算速度の低下を招きかねない。
CPUクーラーの存在は間接的に計算速度に影響を及ぼしていることは理解できよう。
残りの2例も似たようなもの。
水筒の水銀行口座の残高バッファの役割をしていると考えられる。
これはまさに北極海の海氷と瓜二つではなかろうか。

北極海の海氷が溶けると結局どうなのよ

まぁ、地球ヤバいだろうね。
台風の凶悪化や熱帯伝染病などは些細なこと。
人類が暮らしやすい河口の平野が潰されるのが大打撃。
人類の人口増加と繁栄は都市への集中によるものが大きかったからね。
そんでもって大都市は湾港が作りやすい大河川の三角州で作られる平野で発展したというのが世界の常。
人類が集中しているエリアにクリティカルヒット入れてくるのはどう考えてもキツイ。
あとは農地や国境線なども気候変動があったからといって容易に動かせないことから憎悪が渦巻くこと必死。
文明が100年単位で停滞するかもね。