ボードゲームレビュー:それは俺の魚だ

ボード(カード)ゲームはいいぞ。特にドイツ系の。
電源いらないし頭を使うので脳の活性化にもなる。
一緒にプレイするお仲間は必要だけれども。
このブログでは家で購入して実際にプレイしたボードゲームをちょくちょく紹介していきたい。

どんなゲーム

  • タイトル:それは俺の魚だ!
  • プレイ人数:2~4人
  • プレイ時間:10~20分
  • チェスや囲碁のような読みを主体となるゲーム

世界観

プレイヤーはけっきょく南極大冒険のペンギンのような姿だ。
ライバルたちより多くの魚を獲得することが勝利の条件だ!
世界観を彩るペンギンは個性的な造詣をしている

ボードゲームに於いてはこういったギミック味のある方が雰囲気が出ます。

プレイヤーの活動するフィールドはこちら。

マップは正六角形の充填である。
魚の数によってそれぞれ1点、2点、3点のタイルになります。

ゲーム準備

初手は自軍の色のユニットを1点のタイルに設置していきます。
自分のターンでは自軍のユニットの1つを動かせます。
動かせる範囲は六方向に走る大駒の動き、他のユニットやタイルの穴は越えられません。
動かしたら元いた所のタイルは自分のものです。

手番ごとに1つタイルが除かれるので段々フィールドは穴だらけになります。
薄氷の戦いがイメージされます。

中盤戦

3点のタイルを優先しつつも自軍の行動範囲を広く保ってというのが基本戦略に思えるが……。
ちなみに1マスで孤立して動けなくなったユニットは足元のタイルを持ち帰って撤収させます。
なのでタイルに乗った時点でそのタイルによる点数は確定する。

終盤戦

最初にチェスや囲碁のようと述べたが、このゲーム将棋のように終盤の選択肢が広くなく、
収束に向かって淡々と進めるようになるからです。
大勢が決すると逆転は不可能なので中押しや消化プレイになったり。

上の状況では赤は丸で囲まれた領域が勢力圏だが、
残りのフィールドでは青が多くの点数を得ることが想定される。
右下は単騎孤立によって赤の独占だが、右上は2ユニットいるにもかかわらず領域が狭い。
中央は細いながら青が悠々と抑えているから左上は青によって容易に削られる。
こういうのコンピュータによる評価関数で最善手読ませたい。

勝敗

それぞれの点数数えしましょう。
どっちが勝ってるかな。

総評

初見でも数分でルールが理解できるシンプルさなので接待ゲーとしては最高。
プレイ人数によってガラッと戦略も変わります。
2人だと利害バリバリで抑え込んだりでガチ度が高まるけど、
3人だと共闘要素があって出し抜きづらくなったり。
4人だとさらに穏やかに。
実力差がある場合は駒落ちのように駒を少なくしてもいいかも。