男前麻婆丼

今回紹介するのは漢の料理ともいうべし麻婆丼:その名も男前麻婆丼です。
といっても材料に男前豆腐店の豆腐を使うだけですが……。
この豆腐、濃厚な充填豆腐で食べごたえ十分であるが、食感としては絹豆腐に近くなります。
麻婆豆腐は私は素を使うのが良いと考えています。
ベースの味を素に任せて足りない部分を追い豆板醤などの追加調味料で補う感覚です。

主な材料はこちら↓

二人前の材料目安

  • 豆腐 (信吾港町):1丁
  • 麻婆豆腐の素 (お好みのメーカー) :1袋
  • 合い挽き肉:150g
  • にんにく、ねぎ:少量
  • ごま油:大さじ1程度
  • 紹興酒、五香粉、豆板醤など:あればお好みで

安い挽き肉の手懐け方

国産黒毛和牛赤身挽肉とか高級な奴はいきなりごま油で調理開始してよいですが、
安価な挽肉の場合は無油、もしくはわずかにオリーブオイルを引いて炒めます。

油を引かなくても火が通ると脂分多めの豚肉から油が染み出してきます。
こうなってくるとクッキングペーパーで丁寧に油を拭き取ります。
カラッカラにしてもよいです。
油を拭き取ったらオプションで紹興酒大さじ1を加えて水気がなくなるまで飛ばします。
その後、ごま油大さじ1にんにくを加えます。

この作業は安い肉の臭みのある油を植物油で置き換えるという意味を込めて油の置換と呼んでいます。
紹興酒も臭みをアルコールに乗せて飛ばす目的です。
なのでごま油にんにくはその後です。

素と豆腐を加えて仕上げる

麻婆豆腐の素を加えて泡立ってきたら(100℃近くまで温まっているので)
五香粉(花椒など)や追い豆板醤(辛味が足りない時)などを加えよく混ぜたあと、
賽の目に切った豆腐を投入する。

豆腐に火が通るまで3分程度。
木綿ではないと崩れやすいので慎重に混ぜる。
仕上げにネギを振りかけて丼に盛り付ければ完成。

フライパン1つでできて洗い物も少なくていいね♪
同時に野菜サラダを作っておけば、栄養バランスも完璧でしょう。

これはにんじん、トマト、カイワレを胡麻和えにしたもの。

出来栄えと複数人対応は?

さて、出来栄えであるが、本格的な麻婆豆腐の素を使ったので辛くて痺れる。
でも美味しいです。
ところがここで一つ問題が。
人によって辛さの好みが違うのだ。
そういう場合は薄めで調整してその人だけ盛り付け→素や豆板醤を追加して残りを仕上げる
みたいなやり方をする必要があるだろう。