ヨビノリさんって?
予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」のヨビノリさんがアップロードしている
ノーベル物理学賞全紹介が凄いので紹介したいと思う。
ヨビノリさんは「熱力学」や「量子力学」といった大学の学部向けのテーマを、
高校生レベルの知識でもわかりやすく板書スタイルで解説する方で、
毎週「今週の積分」という動画で受験生向けの積分問題を出しているのも唆られる
”教育系ユーチューバー”だ!
私がヨビノリさんを知ったのはYouTubeを適当なワードで
動画サーフィンしていたときでたまたまだ。
しかし見れば見るほどその学術的な部分に惚れ込んでいくのでした。
QuizKnockの須貝氏と同研究室というのを聞くと世界は狭いものだな。
ノーベル賞の研究って難しいんじゃ……
講義がわかりやすいなと感じてきた矢先に突然飛び込んできた読みモノ系のテーマ。
とっつきづらいと思っていたけどヨビノリさんなら大丈夫と再生してみた。すると……
1901年:レントゲン:X線の発見
へぇ、第1回がレントゲンなんだ。QuizKnockで問われそうな知識ね。
しかもX線って電磁波じゃない。それがわずか100年ほど前のことなのか。
意外と現代の高校生でも知っている基礎的な出来事から始まったので、
その後の展開にワクワクしますよね。というかワクワクしました。
クルックス管に陰極線の正体が電子だってもの高校物理でやったやと懐かしみの目線で眺めます。
この回のビッグネームはやはりプランク。
プランクといえばプランク定数。
いよいよ量子の扉が開くのかと次回動画配信までテンションMAXでした。
偉人たちのバーゲンセールか
1921年:アインシュタイン:光電効果
いきなりクライマックスのアインシュタインですよ。
光電効果、ブラウン運動、相対性理論のあのアインシュタインですよ。
ボーアの原子模型
ミリカンの油滴実験
コンプトン散乱
ド・ブロイの物質波
この辺、全部知ってるよと高校物理勢は(;´Д`)ハァハァしてきますよね。
ド・ブロイが博士論文でこの研究出して、それにまつわるアインシュタインのエピがカッコいい。
霧箱→陽電子の発見までも全然別個のものが繋がっていくという科学らしい進歩が垣間見えて好き。
宇宙線や放射線元素から原子核周辺の粒子がわかってきた時代なんだなと。
この時代の人にはその先にとんでもない種類の素粒子があることなどつゆ知らずだろう。
量子論の難しい話についていく
この辺からわけがわからなくなってくる。
スピンとか素粒子系の話で単語は知ってるけど難しそうでスルーしてたやつ。
パウリの排他原理は白色矮星や中性子星好きならお馴染み。
湯川秀樹といえば中間子。
クォークの話では絶対に出てくるが種類がたくさんあってよくわからん奴ら。
天文学的なスケールの宇宙とミクロな素粒子の世界は面白い
液体ヘリウムにBCS理論。超伝導関連のワードが目に付く。
宇宙背景放射のウィルソンは聞いとかないと。
この辺からはただ聞いているだけ。
でも白色矮星の質量限界のチャンドラセカールさん。
ウィークボソンにニュートリノやタウ粒子と素粒子系の名前ぐらいは馴染みがある。
宇宙系とデヴァイス系が交互に来てるな。
最近の話なのでニュースで話題になった記憶が残っているのもちらほら。
個人的にセンセーショナルだったのは重力波の直接観測。
連星パルサーでの間接観測の話も1993年に出てきましたね。
ほんとここまで来てアインシュタインさんパねえっス。
まとめ
聞いているとわかるのは現代の科学技術って、
ほんの100年前は何もわかってないといえるほどの進歩をしたんだなと。
我々が死ぬまでにどれほどの進歩が見られるのか。
科学の知的好奇心を呼び起こす興味深い動画でした。
ちなみにヨビノリさんの動画にはノーベル化学賞のシリーズもあるので、
興味が湧いた方はそちらも参照していただきたい。