新婚旅行 ヨーロッパ周遊 4日目 (4/15) ヴェネツィア~ミラノ

4日目のしおり

本日はミラノへ移動してミラノ観光も兼ねます。

ヴェネツィアの朝 (8:00)

ヨーロッパは日が沈むのが遅いという話をしましたが、裏返しに朝日も遅いのです。
午前8:00ですが、ようやく明るくなってきた頃。
朝日が眩しいです。

前日に明日の朝食をどうするかのリクエストを紙に書いてドアノブにかけておくのだが、
室内でのルームサービスになっていた。
昨日豪華ディナーを食べた屋上のレストランから運河を眺めての朝食を楽しみにしていたのだが、
来てしまったものはしょうがないので部屋で食べることにする。

パンとチーズとハム。それだけだが、その基本がおいしいのだ。
そこがメニューが似ていても日本のビジネスホテルで出る洋定食とは違うところ。
昨日食べすぎたのでパンはほどほどにつまむぐらいにする。
ドリンクはここの名物っぽいホットチョコレート(ココア)をオーダーする。

チェックアウトはスムーズに、ホテル目の前の水上バス乗り場に急ぎます。
僻地とは違ってチケット売り場は朝から開いています。
バスに乗り込むと結構人で埋まっていたので外の端の方に陣取ります。
さらばダニエリ、またいつの日か。

サンタ・ルーチア駅へ (9:30)

運行中は対岸のジュデッカ島を眺めていました。
陽光が反射する水面が美しいですね。

サンタ・ルーチア駅 (10:30)

ヴェネツィア本島唯一の鉄道駅である。サンタ・ルーチア駅に到着です。
事前に列車番号と発車時刻はしおりに控えてあるので目的の列車の出発番線を確認する。
ヨーロッパでは直前まで何番線に入ってくるのかわからないということがよくあるとの情報は聞いていた。
行き先はMilano Centrale。ミラノ・セントラルということでミラノ中央駅だ。他にMiranoという地名もあるので注意だ。

ヴェネツィア→ミラノの高速鉄道は私鉄のイタロか国鉄のトレニタリアかになる。
どちらも走る線路も最高速度も同じだ。

鉄道のチケットは?

まず今旅ではユーレイルパスを使用するので、5日間+今区間単品と6日間を比較した。
するとヴェネツィア→ミラノ間は短区間で割引チケットがあるのに対して、
ユーレイルパスだと10ユーロの予約席代もかかって単品で購入したほうがよいことがわかった。

で、トレニタリアの公式サイトで列車を予約するのだが、
最初に購入したのがビジネスクラス 2名のスーパーエコノミー 54.6ユーロだ。
2人で8000円ほどと激安なのだが、変更やキャンセルは一切不可
そして、この時間だと朝早すぎて苦しいだろうと計画を練り直してチケット取り直しに。
教訓としては旅行者は最低でも1回変更可のチケットにしておいた方が無難だ。
度のトラブルは何かと起こりうるからね。

クラスは同じくビジネス1等で1回変更可のエコノミーのお値段は95.8ユーロ。
2人で14000円とまぁ新幹線だと思うと妥当な額。

ヴェネツィア・サンタ・ルーチア→ヴェネツィア・メストレ→パドバ→…
と進んで途中ガルダ湖畔は見えなかったな。
ガルダ湖は湖上に2kmほど突き出したシルミオーネという面白い地形がある。

ドリンクとお菓子は選べるみたいだが、よくわからん焼き菓子っぽいものと紅茶にした。
他の人のを見るとナッツとコーラもあったのでそっちを選ぶんだった。

2時間半ほどかかるが、車窓は疲労のため寝てた。

ミラノ到着 (13:15)

メトロの1回券を買う。ゾーンごとに料金が決まっていて最安が1回2ユーロ。ここ最近のインフレで価格は上がったようだ。
1日券は24時間有効制なので3回乗るならそっちの方がよいのだが
疲労が高まっているので移動しないだろうとみて1回券を行きと帰りの2回買う方針に決めた。
ミラノは治安面で不安があるのでお金を出すのを1日券の1回きりにした方が安全ではあるのだが。

たぶん地下鉄降りて地上に出たあたりの景色だと思われる。

ミラノ名物の昼食 (14:00)

事前に調べていたお店の1つ「Trattoria Burla Giò」に入店。
ランチメニューを頼む。
前菜と2品らしいが……

ペンネパスタのサラダ。
まずは炭水化物中心のジャブが来ました。

ミラノ風リゾット。サフランがグッド。
茶碗2杯分ぐらいはあります。
こっちに来てから思ったが、みな量が多い。

ミラノ風カツレツ
これもビッグサイズです。
ほうれん草も軽く1袋分はあるんじゃないかという量。
ポパイになれちゃうよ、マジで。
ミラノ名物を色々食べたかったので2品にしたが、1品でもよかったかも。
またも腹がたっぷたっぷになる。

ホテルチェックイン (15:00)

今日のお宿は4つ星ホテル・ガリレオ
観光前にチェックインしておきます。
1泊2万5千円で今旅では平均的なクラスだがはたして。

バスタブはあります。

便器はお世辞にもいいとはいえないな。
初日のヴェネツィアのボロ宿よりはマシだけど。

部屋は広い。部屋の広さは4つ星認定しよう。
基準としてはスーツケース広げて荷物出したとしても、
まだ大の字で床に寝れるぐらいの広さが広いという感覚。

ベッドは標準的なクイーンサイズといったところか。

ミラノ観光 (17:30)

ミラノといえばゴシック建築で有名な大聖堂です。
入場料は1人15ユーロで、
これはエレベーターを使わない階段ルートの価格です。
自販機的なところではタッチ式のクレジットカードしか使えず、
我々は番号札もらって窓口呼び出しに並ぶこととなった。
時代はタッチ式か……

チケット受け取って入り口へ。
100メートル以上を階段でひたすらぐるぐる回りながら登っていきます。
ちょうどいい腹ごなしになります。

金色の輝くのが最も高い位置にあるマリア像かな。

ありとあらゆる場所に彫像があります。しかも全部違うとかどんだけ。

教会内部はゴシック建築らしい立派なステンドグラスが多数設置されています。
これらは文字の読めない信者たちにもキリスト教の教えを説くためのもの。

パイプオルガンも設置されています。
荘厳という表現がぴったりきます。

近くにあるガッレリオに行きます。
ここはどこかの作品の舞台になってそうな素敵な場所です。(異国迷路のクロワーゼではない)

ブランド物の高級店ばかりが軒を連ねます。
とても庶民がお土産を買う場所ではない。

中央付近のタイルには4種類の紋章が描かれているのだが、これはそのうちの1つ。

特徴的なドーム型のアーチがあります。

こちらは演劇が行われているスカラ座

パルマ名物の夕食 (19:10)

夕食は事前に調べていた「Salsamenteria di Parma」へ。
パルマ料理のバルでミラノ市内にも何店かあるようです。
パルマはミラノの南西にある街で食都として美味しんぼにも出てきましたね。
ここの生ハムを食ってみたいというわけだ。
あとチーズも名物だからね。

イタリアのロゼワインは椀で、ビールは直のみでいただくのがここのスタイルのようだ。
ビールはパルマの地ビール。

Pokerと称する。クラテッロ盛りのSmallサイズ。
隣の3人組はMedium(これの倍)を頼んでいたが、
来た瞬間にオーマイガーって言っててワロタ。
だが我々も昼食で食べすぎている分が抜けきれなくて苦しい。

チーズ盛り合わせ。
ゴルゴンゾーラにパルミジャーノ・レッジーノ、モッツァレラ、ペコリーノあたりかな。
新鮮でクオリティ高いチーズの数々なんだがお腹が苦しい。

4日目まとめ

料理の量が多くとも色々頼んでしまうのが旅のあるある。
ミラノ名物の骨髄を使ったオッソブーコは食べそこねた。
最後の晩餐見学はかなり前から予約必須な上に15分前集合厳守とか
ハードル高いのでスキップした。
レオナルド・ダ・ヴィンチ博物館もスキップした。
本当にドゥオーモ周辺をちょろっと見ただけ。
でもドゥオーモ自体が美しくて感動したので、ヨシッ!
滞在費の1日6万円はそんなもんだろうという感じ。

ミラノはもともとヴェネツィアからスイスへと1日で移動するのはキツいとの予測から
中継地点として宿泊する場所として全体の計画を立てていました。
その目的は大方達成されたと思います。
明日はいよいよイタリア脱出してツェルマットへ向かいます。