新婚旅行 ヨーロッパ周遊 3日目 (3/15) ヴェネツィアその2

ヴェネツィア観光メイン日

朝食は機内食のおやつとミネラルウォーターの残りで流し込む。
そんなにお腹が空いてなかったのもあるがスーツケースで石畳はキツいので
早くにチェックアウトして休み休みしながらヴェネツィアを周遊していこうと考えていた。
以下が3日目のしおりである。

UpNoteに上げた観光メモの地図も載せておく。②が宿泊ホテルで⑤の橋を渡って⑦→⑩→⑪のルートで路地を抜けていった。

早朝のスカルツィ橋。観光客もやや少なめなのかなぁ。

橋上からの風景はザ・ヴェネツィアといった感じ。ボートの交通量は多いです。

青銅色のアーチの建物はサン シメオン ピッコロ教会
近くに行ってみたが入れそうにはなかった。

二等辺三角形のシンボルマークがあるのがヴェネツィア本島唯一の鉄道駅であるサンタ・ルチーア駅
明日はここからミラノへと向かうことになる。

ヴェネツィアは狭い路地、水路が入り組んでいてカオスです。
GoogleMapとにらめっこしても迷うほど。

カ ニグラ ラグーン リゾートにもいつか泊まってみたい。
ダニエリよりかは安いが高級ホテル。

これはコスティトゥツィオーネ橋。現代的な橋で賛否あると聞いたが、確かにヴェネツィアの伝統的な感じではない。

地図⑦にある公園:Giardini Papadopoliで一休みしていると鳩が寄ってきました。
観光客もほぼいないのでゆったりできます。
ヴェネツィアにこんな長閑な場所があったとはと思わせてくれます。

公園の少し南のエリアは橋が複数方向に連結している珍しいスポットです。
特に感動することもなく写真を撮っただけです。

サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂はランドマークにもなる大きな教会。
拝観もできたがそこまでのテンションはなく周りの写真を撮っていました。

リアルト橋付近 (11:00)

リアルト橋までくるとサンマルコ広場まであと少しとなる。
その手前の市場を覗いてみると野菜や生魚などが売っている。
日持ちのするイタリアらしいものが欲しかったのでリゾットセットを12.5ユーロで購入。
英語が全然聞き取れずに25ユーロだと思って苦戦しましたが無事購入できました。

これがリアルト橋。でっかい橋です(小波感)
でも誇張ではなく大きくて橋の真ん中に商店が立ち並ぶほどの広さがあります。
ジョジョで出てくるような派手な仮面を売っている店がいくつもありました。
あれを着ける勇気はない。

リアルト橋から少し行くとネオ・ヴェネツィア七不思議の一つ「不幸の石」があります。
薬局の近くというけど分かりにくいですね。聖地巡礼マップを参考に向かいます。

これはサン ジャコモ ディ リアルト教会の時計かな。
黄道十二星座の紋章が描かれていますね。

昼食 (11:30)

開店と同時に「6342 A Le Tole」に入店する。
事前リサーチで手打ちパスタが美味しそうな店としてセレクトしていた。
続々と客が入ってすぐに満席になったのをみると人気店なのだろう。

こちらはピッツァ・イタリアーノ。
トマトとバジルといういかにもイタリア人好みのスタイル。
モッツァレラも新鮮でよろし。

こちらはパスタその1。クリーミーなソースと細麺がナイスでした。パートナーが頼んだのだが、次はこれを頼みたい。

パスタその2。ホタルイカは美味しいのだが、超太麺でキツかった。
アルデンテなのでさながら讃岐うどん。歯ごたえでお腹いっぱい。

隣の韓国人っぽいカップルはロブスターのパスタとか豪快に頼んでいた。
量多いのにやるなと思いながら店を出た。

ヴェネツィアの中心地:サンマルコ広場へ (13:00)

サンマルコ広場に裏手から回り込みます。
ARIAで見慣れた橋が見えてきました。

大鐘楼は高くて映えますね。太陽がちょうど隠れるショットが撮れました。

サンマルコ広場人多すぎだろ。
観光するってレベルじゃねーぞ。
コロナ明けだからといって皆さんテンション高かったです。

獅子の像。これもARIAでみたことありますね。下にこいのぼり挙げてるのはアジア人のツアーグループでした。
京都にもこんな感じのツアー客たくさんいますね。

荘厳な面構えのドゥカーレ宮殿は外見撮影だけ。
行列も凄かったし内部見る気力はなかった。

この付近の石畳は特にガタガタでスーツケースは本当につらい。
とにかくアーリーチェックインして荷物置いてから考えようと思っていました。

「ため息橋」メインストリートからのショット。見慣れた構図です。

いざダニエリへ (14:30)

ホテルダニエリは3棟からなります。
ヴェネツィアでも最も格式の高い5つ星ホテル。
ヴェネツィア観光はここに2桁回泊まってそうなサークルさんの同人誌で予習してきたのだが、
あのサークルの主は何者なんだろうと思った。

内部は繋がっているが結構複雑で迷う。
チェックインは15:00からと書いてあったので最悪待つつもりだったが
そこは高級ホテル。難なくチェックインできた。

我々が宿泊するのはラグジュアリーのノーマル。下から2番目のランクの部屋。
とはいえ市税込みで1080ユーロは初日のボロ宿の10倍の料金でビビる。
ここは事前決済ではなかったのだがカードが通って一安心。

このクラスのホテルでも温水便座はついていません。
ドライヤーやアメニティが一通り揃っているのはさすが。

バスタブがあります。シャワーだけかどうかは旅の疲労回復に大きく差が出るので重要です。

昨日のボロベットを忘れさせてくれる豪華なベットです。

大荷物での移動しながらの観光で疲労した我々は1時間ほどばたんきゅ~していました。

ロビーを上から見たショットです。
あらゆる調度品が高級そうで場違い感がプンプンと。

階段下から見上げるショット。
この構図は原作漫画などでもよく見ますね。

カフェ・フローリアンと大鐘楼 (16:45)

休養も取れたし、カフェラテ発祥の地であるフローリアンにでも行ってみることにする。
サンマルコ広場前の目立つ位置でヴァイオリンとピアノによる生演奏が行われていた。
ビートルズとか聞き覚えのあるメロディで。
ここで気の利いた恥ずかしいセリフでも言えればいいのだが、
シンプルなカフェラテという感じ。アイスは疲れた体には染みました。
1回は訪れたいけど、それで十分かなという店であった。
いくら円安とはいえ1万円超えは焦るぜ。

大鐘楼は1人10ユーロ。鑑賞にはマスク必須で入り口ではマスクを配布していました。
当然のごとくイタリア人も観光客も全員大人しく従っていますよ。
ノーマスクガーと暴れるアホがいても困りますが……。
ヴェネツィアでは屈指の高さを誇るこの建物からはサンマルコ広場近辺を一望できます。
運河を挟んだ対岸の様子もくっきりと。
天辺には大鐘楼というだけあって立派な鐘もあります。

ゴンドラ (18:30)

水上タクシーには乗ったものの、やっぱりゴンドラ乗らずして帰れません。
ダニエリの近くのゴンドラ乗り場から乗ります。

秋分の日付近で昼夜の時間は等しい中での18:30ですがまだ明るいです。
そのマジックはサマータイムで日が沈むのが1時間遅くなるのと、
どちらかというとイギリス時間の方が近いけど+1時間を採用している中央ヨーロッパの事情にあります。
サマータイムは電脳社会においては逆にエネルギーの無駄ということで廃止予定だったのですが、
コロナ禍で廃止延期になりました。

ゴンドラ前の売店でドリンクを買い込み乗り込みます。
値段は公定価格の80ユーロがダニエリ周辺の水路を小さく回る最短コース。
200ユーロぐらいの長ロングコースなど4種類を提示されたが、
さすがに夕食の時間もあるので最安のお試しコースをセレクトした。

当然ですが漕ぎ手はおじさんです。
アニメのような美少女はいません。
ですが陽気なザ・イタリアンみたいな人だったので雰囲気はバッチリ。
ヴァポレットの連中を上目にゴンドラは出航する。

ダニエリ前から見えていた、ため息橋。
それを下から眺めることができるのはゴンドラルートのみ。

水路は結構渋滞していました。
しかしおじさんは意に介さずに
他の船漕ぎと井戸端会話をしながらサクサクと間を抜けていく。
ゴンドラ通りますのようなよそよそしさはない。
手慣れたものですね。

水路が細くなってまいりました。

立ち上がると頭をぶつけそうな低さ。

生活感満載の裏路地という感じ。観光客もこちらのゴンドラにカメラを向けてきます。
我々もまたヴェネツィアの絵なのです。

こちらはダニエリの裏口ですね。もうゴールはすぐそこ。

舟着き場が見えてきました。
80ユーロのコースでも十分ゴンドラの魅力を感じらたや。
お疲れ様でした。

夕食

夕食は憧れのダニエリの屋上でいただきます。
ドレスコードはあったと思われる。
持参したジャケットと革靴でメタモルフォーゼする。
ドレスコードが必要そうな高級レストランはここを含めて3箇所を予定している。

料理だけで1人210ユーロ。1人2万円ぐらいなら……と思ってしまうが、
この為替レートだと7万円近くになって震える。
こんなイタリアンのフルコースなんてそうそう食べられないよ。
メニューは事前に予約しておいたテイスティング メニュー。
ダニエリ200周年ということで過去に人気だったメニューからセレクトした構成の模様。

ウェルカムドリンクが通されコースの説明がなされる。
ワインは赤と白が適宜出てきておかわりしてもいいよと。
そしてロングロングタイムのディナーコースだと。

「皇帝ヴィルヘルム3世風 ニシン巻き」
酢〆してあるのかな。日本人が好きそうなテイストです。

「カキのサルサ添え ヴェネツィア」
オイスターグラタンです。生牡蠣は当たる可能性があるので加熱してあると安心ですね。

「リゾット タンドーロ」
海老の濃厚な旨味が溶け込む。このあたりから一皿の量が多くなってきます。

「ブチェンタウロ風 ウツボ」
高知名産のウツボだが、ヴェネツィアでも有名なようだ。
歯ごたえのある白身魚でした。

「柑橘のシャーベット ホイップクリームと金箔添え」
金沢か、と一瞬思ってしまった。
もうお腹いっぱいになってます。

「ロッシーニ風 七面鳥 トリュフ添え」
メインの肉で赤ワインによく合います。
サーバーの方が目の前でトリュフを削ってくれました。
なにそれゴチみたいな豪華さ。
ただ、もうゲップゲップ言いながら食べていました。

締めのカフェオレとデザート。
ギブアップしました。

3日目まとめ

並なプランだとどのぐらいかかるかも知りたいので、ダニエリ関係はラグジュアリー費として別会計とした。
並だと6万円ぐらいで、今回の贅沢費で+20万円ってとこですかね。
結構使ったようだが、ここは想定通りの出費です。

今回のヴェネツィアでの主目的である

  • ダニエリに宿泊する
  • ARIAな世界観を満喫する

を達成したので3日目の評価は合格点であろう。

明日はいよいよヴェネツィア脱出してミラノへ。
今旅、初めての移動になります。