新婚旅行 ヨーロッパ周遊 1日目 (1/15)

はじめに

コロナとプーチンの横暴に揺れた2020~でしたが、
そろそろ行けるかという世界情勢となり、
エイヤーと鉛筆なめなめして有給を取得して
ヨーロッパ周遊計画を立てました。
予算は200万円のつもりだったが、円安と原油高にインフレで火の車の模様。

旅の大目的

有給をギリギリまで重ねて、帰りで1日ほど余裕を持たせて14泊15日間と決定した。
中目的は多数あるが大目的として以下を設定して計画を立てた。

  • ARIAの聖地であるヴェネツィアに訪れダニエリに宿泊する
  • マッターホルンで登山鉄道に乗車する
  • 鉄道斜度世界一のピラトゥス鉄道に乗車する
  • コルマールを訪れて心をぴょんぴょんさせる
  • ローテンブルクで雪使いを感じる
  • ヴェルサイユ宮殿の豪華ホテルに宿泊する

乗り換え案内を何度も検索しながら地図に線を引いていった。
頭とケツから宿泊日程を決めていくとスイスのあたりぐらいしか自由度がない。
長距離移動は大丈夫だろうか。

自鯖のRedmineにタスク立ててまとめていく。
Redmineは仰々しい感じもするが、海外中期日程ともなると複雑すぎてなんちゃってタスク管理ツールだと厳しいって思った。

移動はほぼ鉄道でユーレイルパスを用いる。大人2名 1等 使用日数5日間 有効期限1ヶ月でUSD 804だ。
旅行者は疲れるので1等は必須だ。
モバイルアプリで日程入れてアクティベートするだけ。
有料指定席区間で苦悩するが、それはまた後ほど。

出発の日

台風が屋久島に迫る中、関空へ向かう。
リムジンバスには数人ほど客が乗っていた。

関空も人はまばら。
深夜で人が少ないからだろうか。
いや、そもそも飛行機の発着ボードが1ページで済むほど飛行機が少ない。
そしてコロナと改装のダブルパンチで飲食店もほぼ閉まっている。

航空券はエミレーツ航空の関空→ドバイ(経由)→ヴェネツィア行きで1人当たり15万円なり。
奮発しようかと思ったが、これでもエコノミーなんだぜ。コロナ前の倍ほどの価格にビビる。
航空券は真っ先に抑えたのだが、さらにどんどんとサーチャージが上がっていった時期だった。

機内にて

ヨーロッパは時差が大きいので絵時差ボケ軽減のためとにかく寝ろが鉄則だ。
が、パートナーはガッツリとした機内食を日付変わる頃なのに食べてた。

朝、朝食が配られたあたりで私は目を覚ました。
オムレツと豆のスパイス煮のようなもの。
結構おいしい。

ドバイ着

ドバイ空港は巨大な空港だ。いかにも成金だけど凄い。
そして空港もデカいが人も多い。
にぎやかな空港はコロナ明けで安心感のある情勢ということだ。
空港の発着ボードも数時間で1ページでエリアごとにいくつかあるって
関空の10倍ほどの旅客を捌いている計算だ。

トランジットに4時間かかる。
暇なのでスタバでカフェを注文する。
スモールサイズとはいえ2杯で2000円弱なら、そんなものかという気も。

空港では皆マスクをしていて付け方が悪いと係員が飛んできます。
ここで「ノーマスクガー」みたいな変な暴れ方をする人は流石にいません。
日本ならなあなあな注意ぐらいで済むだろうが、ここでそれやったらタイーホだろう。

ドバイ出発

離陸後に窓から凝視してたが海埋め立てた成金エリア:パーム・アイランドは見えなかった。残念。

機内食はスパイスの効いた料理に乳製品。
エコノミーなのにグレイトなクオリティでやるなエミレーツとなった。

ヴェネツィアが見える

機内のモニター地図はそろそろ到着の表示。
窓の外を見るとグニャグニャと湾曲した細長い地形が……

これは地図で予習したときに散々見たリド島ではないか。
いや、リドのさらに南の砂州か。

本土から長い橋が伸びる島が見えてきた。
ヴェネツィア本島だ。

絵葉書のような構図にテンションは上がりっぱなしだ。
直後に着陸態勢に入る。

私達の旅はまだ始まったばかりだ。
We’ve Only Just Begun…